医療法人立命会 村上循環器科

こういった症状があったら受診しましょう。
胸痛
胸痛の症状は、胸やけ、鈍痛、圧迫感、呼吸困難、激痛と様々で、痛みの持続時間や痛む場所の移動なども重要です。
原因疾患も多岐にわたります。心臓病では、狭心症、心筋梗塞、急性心膜炎、心筋炎、心筋症、大動脈弁膜症などが考えられます。
血管疾患では、大動脈瘤切迫破裂、急性大動脈解離が重要です。
呼吸器疾患では、肺動脈血栓塞栓症があります。冷や汗を伴う強い胸痛の場合は、心筋梗塞、急性大動脈解離、肺動脈血栓塞栓症など生命にかかわる重篤な疾患である場合があります。一方、肋間神経痛のような生命には支障のない疾患でも非常に痛みが強いこともありますし、高齢者や糖尿病患者では重篤な場合でも痛みが強くない場合もあり注意が必要です。
呼吸困難
息がしにくい、息が詰まる、空気が足りない感じなど呼吸の際に努力感や不快感を伴うものや、ゼーゼーヒーヒーと音がする喘鳴があります。
心臓病(特に心不全)、呼吸器疾患、胸壁や呼吸筋の異常、精神的不安、長期にわたる臥床などで発生します。人によって訴え方が異なります。特に心臓病、呼吸器疾患、精神的不安で生じる呼吸困難を明確に区別することが治療上重要です。
動悸
普段は意識しない心臓の拍動を、強い、大きい、速いと感じ不快なものとして感じます。
ごく短時間でおさまることもあれば、何らかの治療をしないと長時間続くこともあります。

必ずしも心拍数が増加しているわけではありません。
脈拍数が1分間で100以上(30秒間で50以上)ある時は頻脈と呼びます。精神的不安だけでも発生します。頻脈発作の場合、すぐに生命に危険が及び緊急に治療しなければならない心室細動や心室頻拍と、放置することはできませんが時間に余裕のある発作性上室性頻拍、発作性心房細動にわけることができますが、心電図検査で確認する必要があります。貧血や甲状腺機能異常でも動悸(頻脈)が発生することがあります。
失神
脳に一時的な血流障害が発生しておこる、短い一過性の意識消失発作のことをいいます。
立っているときにおこることが多く、前触れなく突然倒れる場合と、失神する前にめまいやふらつきなどの前触れがある場合があります。通常は、数秒から数分間で後遺症なく回復しますが、長く続くと脳に障害を残す場合があります。心臓病では、突然の不整脈、大動脈弁膜症、肥大型心筋症、心筋梗塞などがあります。一過性の低血圧でも失神することがあります。心臓病以外では、てんかんなどの脳神経疾患、くも膜下出血などの脳血管疾患、糖尿病治療中の低血糖発作などが代表的です。
心不全
さまざまな心臓病や重篤な呼吸器疾患によって発生します。わずかな労働での動悸、息切れ、呼吸困難、疲れやすく、夜間睡眠中の咳の連発や喘鳴、足や顔面の浮腫、肝臓腫大が代表的な症状と所見です。 
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